消費者金融の歴史について

消費者金融って具体的にはどんな会社なの?
そんな質問を受けて何故か「目からウロコ」体験をした覚えがあります。
確かに具体的にどんな会社なのかと聞かれるとすんなり答えられない自分がいました。
というわけで、「消費者金融の歴史」についてお話していきたいと思います。


消費者金融の始まり

その昔は個人が現金を貸してもらえる場所というのはほとんどありませんでした。
銀行で借りられるのは事業を行っている人か、住宅ローンくらいのもので「生活に困っているのでちょっとだけ生活費を借りたい」といった場合に利用できるのは質屋くらいのものでした。
質屋
が、それなりの価値のあるネックレスや着物や時計を、結婚の際に譲り受けるような昔ならではの風習は減ってしまった昨今、困った時に質屋に入れてまとまった額になるものを持ち合わせていない人も多かったのですね。
そうした時に「個人でも用途を限定しない融資」の登場は救世主のようでもありました。
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サラ金・街金の登場

こうした融資を行う業者は、最初は信用金庫などの地域に密着したものが多かったのですが、すぐさま都市銀も参入してきて一大ブームとなり、貸金を専業する業者も相次ぎました。
「質に入れるものがなくても個人でも現金を借りられる」と広く知れ渡り、住宅ローンなどと区別をつけやすくするために「サラ金」「街金」といった通称もすぐに広まりました。
サラ金は「サラリーマン金融」の略で「サラリーマン=事業主ではない個人」といった意味で使われていました。
特にサラ金全盛期の頃は、主に利用者が男性ばかりであることに加えて正社員じゃないと利用できなかったこともあり、色んな意味で「サラリーマン金融」という言葉がピッタリだったのですね。
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街金というのは店舗が街中にあるから、「その辺の街でフラリと借りられる」というようなイメージから来ている名称ですが、サラ金の方が語感も良くイメージしやすいからか、どちらかというとサラ金の方が流通していたと思います。
サラ金も街金も指しているものは、どちらも消費者金融です。


名前の移り変わり

しかし、サラ金ブームの頃は取り立てや貸付に関する法令が今よりも整備されておらず、漫画やドラマに出てくる違法な取り立てシーンは、この「サラ金」時代に出来たイメージが今でも続いているものだと思われます。
030793<今では見るからにヤクザっぽい見た目の人が自宅に押し掛けるだけでアウトです。こんな人が家に来ることはありません>
サラ金地獄なんて言葉が「裏流行語大賞」にノミネートされるほど、貸す側も借りる側も経験不足で加減知らずの状態が続き、ついぞ様々な規制が法令で定められることとなりました。
「消費者金融」という名前に変わったのもその一環でした。サラ金時代とは金利や取り立ての方法なども大きく変わりました。
また、正社員と同じくらい稼ぐ非正規雇用者も増えたことから、フリーターや派遣社員でも利用できるようになり、主婦を始めとする女性の利用客も増えたことから「サラリーマン金融」という名前が不適切になったというのも大きな理由です。


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